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公図雑感

平成24年3月6日(火)
土地の筆界を見つけ出すことはかなりの困難を伴うことが多い。筆界の定義は不動産登記法123条1項に定められている。簡単に言えば、土地が表題登記された時に境界とされた2点以上を結ぶ直線を筆界という。古くは明治時代初期の地租改正によって図面に公示された頃の境界(原始筆界)を指すことになる。登記所に備え付けられた地図に準ずる図面(公図)はほとんど地租改正当時のものであると言われてる。作成当時(明治時代)は日本画のように美しかった公図も現在ではかなり破損が激しく閲覧には耐え難いので昭和47年からマイラー再編作業が行われ今に至っている。しかしながら既にかなり破損が進行していた公図をポリエステル・フィルムにトレースしたため再編の信頼性において相当劣るものも見受けられる。また今日では、そのマイラー再編地図をデジタル化するようになったため見かけは非常に信頼性ある図面のように一般利用者には思われている。
美しい日本画の破損を修正することなく西洋画に描き直されたと言ったら言いすぎでしょうか。
そのような状況の中で地租改正当時の筆界(原始筆界)を推定できる拠り所のひとつとしてのマイラー図面(公図)にいささか疑義があるので筆界の発見には相当の困難が生ずるといってよいと思います。そのため不動産登記法14条地図の完成が待たれるところです。また法14条地図作成作業には、筆界(境界)の専門家である土地家屋調査士を必ず関与させるような方向が望ましいと考えます。



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