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相談

平成24年6月19日(火)
相談会に訪れる相談者について専門家といわれる人々は一般的にどのようにイメージしているのだろうか。アンケート調査したわけではないので全くの想像にすぎないが専門家が考えそうな次のようなことが浮かんでくる。①専門家の意見を素直に聞きたいと思って相談に来ている素朴な人②問題を抱えて専門家に助けを求めている、か弱くて困っている人③社会正義を専門家に求めている純粋な人などではないだろうか。
残念ながらそんな小説の中に登場するような麗しき女学生のような相談者は一人として相談会に訪れることはありません。当然のことですが、生身の現実社会に生きておられる方々が相談に来られるのです。
特に境界問題の相談を扱う場所は限られています。その中でも社会的に未だに認知度が低い土地家屋調査士会の中のさらに会員にすら十分に知られていない民間調停(ADR)機関の無料相談にわざわざ来て下さる相談者がおられます。その内の何人かの方々は、すでに何カ所かの相談会を経験され助言や判断(見込み)などを他の専門家から受けた後、ご自分の中の思いと相談して受けた助言や判断とがどこか合致せず納得がいかないと言った内心の思いを携えて来られるのです。
ADRセンターでは、できる限り相談者のお話をお聴きするように心掛けています。「土地家屋調査士相談員に始めから図面を見せるな!」は、内輪ではセオリーですが、最近は相談者の側からよく整った図面や資料を持参されてそれによって私どもに説明をされるといった場面も多々あります。もちろんしっかりとお聴きしますが当然ながら相談員がその場で図面や資料を読み解いたりコメントするといったことは控えます。むしろ、図面や資料を基にして相談者自身の話す言葉によって刻々と紡ぎ出されている(構築されている)物語の中から表面的な事情のさらに内面に潜んでいる事情を知ろうと全神経を集中しているのです。
その意味では相談者も相談員も真剣勝負だと思います。真剣で勝負するためには木刀による練習(ロールプレイ)が必要です。「傾聴」のロールプレイを実際に行ってみるとほとんど相手に話してもらうことができないといった場面に多々ぶつかります。さらに沈黙の場面が待っている。それがロールプレイと分かっていてもパニックに陥ってしまうこともあります。研修の中のロールプレイで相談者の内面に潜んでいる事情どころか表面の事情すら聞くことができないといった失敗を何度も繰り返すことがあります。ただ不思議なことに(本気で)失敗したことはとても良い経験と自信に繋がります。
相談業務に一件として同じ案件はありません。したがって真剣勝負に臨む相談業務の専門家として常に研鑽を怠ってはならないと思います。
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まとめtyaiました【相談】

平成24年6月19日(火)相談会に訪れる相談者について専門家といわれる人々は一般的にどのようにイメージしているのだろうか。アンケート調査したわけではないので全くの想像にすぎないが専門家が考えそうな次のようなことが浮かんでくる。①専門家の意見を素直に聞きたい?...

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